ニホンリス
分類げっ歯目リス科リス属ニホンリス
分布本州、四国、淡路島 日本固有種
生息地平地から標高2,100mの林
大きさ体長 18~22cm 尾長 13~17cm 体重 300g
メモ食べ物はクルミ、クリ。他にきのこや果穂、若葉など。活動は早朝が多いのですが、昼から午後、夕方も見ることがあります。木の枝の又に、杉の皮で作った丸い巣を作ります。春と夏の2回繁殖し、1回に3~6子産みます。

ニホンリスの親子

9月9日16:57。 田んぼ脇の林道を歩いているときです。杉林の中からキィッ、キィッと金属を擦り合わせたような、いつものリスの鳴き声が聞こえてきました。 杉林内の林道に入ると、ますます鳴き声が大きくなります。程なく、杉の幹の上部にリスが現れ、そして、ガッ、ガッと音を立てて威嚇するように幹を降りてきました。 普通は人がいるとすぐに幹の裏側に隠れるので、なんだか様子が変です。 そのリスをしばらく眺めていたら、少しして子リスが現れ威嚇していたリスと合流しました。どうやら親子のようです。 杉の枝に並んでとまり、子リスは親リスに甘えようとします。でも、親リスは最期までこちらを警戒し、親子は杉の茂みの中に姿を消しました。

5月24日5:11。上の写真から2年後。リスの親子に出会えそうな予感がして、裏山へ出かけてみました。そうしたら、杉林と漆林の境目の漆にリスがいました。 そして、ゾロゾロと子リスたちが現れました。

子リス達は、思い思いに動き回っていますが、親リスはこちらを気にしています。

子リスは、全部で4匹。親リスの後について、移動していきました。難しいだろうけれど、みんな無事に育ってほしい。

繁殖期のニホンリス

3月3日11:05。 沢の上流にある杉林で、何匹ものニホンリスがキィキィいいながら駆け回っている場面に出会いました。 こんな場面は、いままで見たことがありません。 帰ってから図鑑を見たら、リスの繁殖期の行動とのことでした。 メスを巡って集まったオス達が、邪魔なオスを追い払ったり、逃げるメスを追いかけたりします。 証拠写真を1匹だけ写せました。現場には他に何匹もいたんですけどね。 この個体は、よく見ると左脚に傷があります。可愛いリスも、野生動物だって感じさせる1枚です。