ハクビシン | ||||||||||||||||
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ハクビシンとの出会い
ハクビシンは里山を好み、(日中も見かけるけど)夜行性で昼間は樹洞や岩穴、人家の屋根裏などで休息する。
雑食性で果実を好む。出産期は3~12月、産子数1~4匹、寿命は飼育下で11年。
昔の図鑑だと南方系で帰化動物かどうか不明と載っています。最近のネットの情報では、DNA解析などから台湾から移入したらしいと言われています。
2024年6月9日17:13。今日は薄曇りでした。裏山の林道を歩いていると、下り側の斜面の笹藪からガサゴソと音がしました。
立ち止まって足元の笹薮を眺めていたら、不意にハクビシンが現れました。脚は短いけれど、胴も尻尾も長くて結構大きいです。ホンドテンより一回り大きく見えます。
こちらに気づいていないのか、傾いて伸びる木の幹をスタスタと登っていきます。時々ちらりと見える肉球は、裸足で土の上を歩いているにしてはきれいなピンク色です。
振り向きました。丸くてかわいい顔をしています。額から鼻にかけての白斑が目立ちます。両目の下にも小さな白斑がありますね。
フラッシュを焚いて撮影していたこともあり、身の危険を感じたのか木の幹を縦に降り始めました。再び笹薮の中に降り立ち、ガサゴソ音を立てて遠くへ走り去りました。
以前、近所の人が山の中にハクビシンがいると言っていたのですが、見間違いかも知れないと思っていました。
でも、2週間前にこの近くの拓けた場所で地面を這うようにススス...と藪の中に消えた、黒くて尻尾の長い動物の後ろ姿を見かけました。
今日の出会いも含めて、ハクビシンが定着していることに間違いなさそうです。ニホンジカやイノシシも普通に見かけるようになり、
岩手県北の山の中が明らかに変わってきています。