ニホンリス
分類げっ歯目リス科リス属ニホンリス
分布本州、四国、淡路島 日本固有種
生息地平地から標高2,100mの林
大きさ体長 18~22cm 尾長 13~17cm 体重 300g
メモ食べ物はクルミ、クリ。他にきのこや果穂、若葉など。活動は早朝が多いのですが、昼から午後、夕方も見ることがあります。木の枝の又に、杉の皮で作った丸い巣を作ります。春と夏の2回繁殖し、1回に3~6子産みます。

ニホンリスの巣

ニホンリスの巣は、杉の木の上の方にあることが多いです。

杉の木にある巣。南向きの場所に巣が掛けられています。

アカマツやカラマツ、蔦の絡まった低木なんかにも巣を作ります。

冬の終わりによくリスの巣が落ちています。杉の幹の皮を細くちぎって作られていることが分かります。

皮をむしり取られた杉。幹が折れて枯れかけている杉が集中的に皮を取られています。

ニホンリスの巣作り

11月3日11:54。家の近く。同じ場所を行ったり来たりしているリスがいました。枯木の皮を剥いで、運んでいます。

林道脇のオニグルミの若木に巣を作っていました。手を伸ばせば届くような場所です。少ないけど人が通るので、この巣は数日後に放置されました。

畑の木で巣作り

10月3日7:04。翌年の10月です。裏山の林道から家の横の畑を見下ろしたら、リスが動き回っていました。何をしてるのかなと観察していると、背の高い枯れそうな桐の老木に巣を作っていました。

小枝を次々に運んで、巣の外郭を組み立てていきます。林縁のカラマツの細い枝を器用に伝って行き来しています。でも、朝日の逆光でうまく撮影できません。

桐の木までの通路になっているカラマツの枝。巣材も枯れたカラマツの細い枝を集めています。

内側の巣材には、スギの皮を使います。落ちた巣を持ってみると、スギの皮がフワフワしてとても柔らかいです。細かく千切って集めるからなのかな?

枝で巣を組み立てているところ。器用に手も使って、あっという間に造り上げます。

10月4日。翌日、完成した巣。地上から6mくらいの位置かな。