ニホンカモシカ | ||||||||||||||||
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ニホンカモシカの親子1
6月24日15時22分。裏山の向こうは谷になっていて、田んぼが細長く連なっています。谷の向こうの山は、昔からカモシカがたくさん住んでいる山です。田んぼの畔からその山を見上げたら、カモシカの親子がいました。
子供は警戒心が薄いのか、こちらが気になって仕方ないようです。
高校生の頃、同じ山の森の中の細いけもの道を歩いていると、笹薮から子供のカモシカが飛び出してきました。私に驚いて、けもの道を向こうに走って逃げていきます。少しすると、笹薮をザザザッと揺らして、母カモシカが目の前に飛び出しました。今度は私が驚いていると、角を立てて突進してきます。慌てて避けた横をすり抜けて、子供の後を追うようにけもの道を走り去って行きました。
ニホンカモシカの親子2
6月12日15時32分。上の写真から4年後、場所は50mくらいしか離れていない休耕田脇の林道です。4年の間に伐採された山と杉林との境目。密生している笹薮が、ガサっと揺れました。
じっとして見上げると、すぐそこにカモシカが現れました。こちらに全然気づいていません。無防備な背中です。そして、どうも1頭ではない気がしました。
伐採用の林道に歩いて行ったので、回り込んで後ろからついて行きました。やっぱりいました。カモシカの子供。小さくてかわいいです。
母親と同じ草を食べています。こんな風にして、食べられる草と毒草などの見分けを覚えていくのかもしれません。
伐採用の林道を歩いていく親子の後ろをついて行くと、走って逃げて行ってしまいました。