オオカマキリ
オオカマキリ
分類 カマキリ目カマキリ科オオカマキリ
分布 北海道~九州
生息地低木帯から市街地まで
大きさ70~90mm
時期 8~11月
メモ 卵から孵化後、幼虫、成虫までバッタなどのように不完全変態を行います。

カマキリの捕食

8月15日15:01。農道を歩いていて沢が交差する場所に差し掛かったときです。ブルルル...とセミがジタバタと翅を震わせる音がしました。

音がする若いオニグルミの幹を見たらアブラゼミがいました。 セミが地面の草や蔓(つる)植物などに絡まって翅を震わせていることがとても多く、今回も同じかと思って写真を撮って確認したら、カマキリがアブラゼミを捕食しているところでした。 アブラゼミがバタバタとどんなに暴れても、前脚でがっちりと捕まえて離しません。生きながらアブラゼミの胴体に食らいついています。

少し離れて撮影した写真。最初自分が気づかなかったように、カマキリが周りの植物に同化していてアブラゼミにも見えてなかったのかもしれまません。

50分後に再びここを通ったら、カマキリはまだ食べていました。アブラゼミは、最後の抵抗で大きく翅を震わせた後動かなくなりました。 小さな昆虫の世界だけれど、行われていることは残酷な出来事に思えます。

ガツガツ食べているシーンを続けて撮影していたら、カマキリがギロリと振り向いて一瞬こちらを睨みました。撮影していることに気づいていたのか。少し怖い。

捕食動画

オオカマキリがアブラゼミを捕食しているシーンを動画でも記録しました。 鎌になった前脚が、がっちり掴んで離さない様子が分かると思います。