ドイツトウヒ
ドイツトウヒ
分類 マツ科トウヒ属ドイツトウヒ
分布 北海道、本州 ※ヨーロッパ原産
自生地 公園樹、庭園樹、北海道では鉄道の防雪林
大きさ 20~30m
花の時期5~6月
メモ クリスマスツリーに利用される樹です。ヨーロッパでは、最も優秀な針葉樹と位置付けられています。雌雄同株。

ドイツトウヒ

ヨーロッパでは、オウシュウモミやヨーロッパナラよりも寒冷地に多く見られる。現地では、幹の直径が最大80cmになる。植林後120~150年の直径50~60cmくらいで伐採される。材は辺材部が白色、心材部はやや赤みがある。 光沢があり弾力性も高いので、バイオリンなどの楽器に利用される。耐久性も高いので、建築用や土木用に使われる。

樹皮は灰褐色で粗くなっています。古くなると不規則に割れて、細かく剥がれ落ちます。

枝はやや細く、新しい枝は黄色みを帯びた褐色。枝は水平に出て、大きな枝は垂れ下がることが多い。

球果

ドイツトウヒの球果。長さ15~20cm、直径3~4cmの円筒形で、トウヒの仲間の中では最大の大きさ。枝先に垂れ下がり、秋に緑色から褐色に熟します。

3月24日。アカマツのエビフライのようになっているドイツトウヒの球果。7年くらいずっと疑問に思っていました。先日、樹木についてまとめているあるサイトを見ていたら、ニホンリスの好物との記述がありました。こんなに大きな実を齧(かじ)れるのは、体の大きなムササビではないかと自分では思うけど、ここではムササビを見たことありません。リスが食べたのかもしれないし、いちど観察して確かめたいです。

樹形

いつの間にか、頂が森を突き抜けて飛び出していました。巨大な球果も見えます。