マタタビ
分類 マタタビ科マタタビ属マタタビ
分布 北海道、本州、四国、九州
自生地 山の林縁
大きさ 3~4mくらい
花の時期6~7月
メモ 落葉つる性本木。つるは紫黒色。葉は互生し、葉身は長さ6~15cm、幅3.5~8cmの広卵形。葉の脇に5花弁の白い花をつける。果実は約3cmの長楕円形でネコの好物。

花と葉

マタタビは雌雄異株です。雄花の株と雌花・両性花の株があります。

7月初旬。マタタビの両性花。花は直径2~2.5cm。花弁は5個。萼片も5個あります。

葉は互生し葉身は6~15cm、幅3.5~8cm。縁は棘状の小さな鋸歯があります。葉柄は2~7cm。花期に枝の上部につく葉は、表面が白くなります。

マタタビの実

マタタビの実は、果実酒にしたり、塩漬けにして食べたりします。マタタビバエが果実に産卵してできた虫えいは、木天寥(もくてんりょう)という漢方薬になり、体を温める効果があります。

10月19日。液果で、長さ2~2.5cmの長楕円形。最初緑色で、10月に橙黄色に熟します。実の中には、1.5mmくらいの小さな種子が多数あります。

10月14日。こんな風に木に絡みついています。

マタタビは林縁で見かけることが多いのですが、この写真は川の中の低木に絡んでいる株です。