カンボク
カンボク
分類 スイカズラ科ガマズミ属カンボク
分布 北海道、本州(中部以北)
自生地 山地の林内、湿潤なところに多い
大きさ 2~6m
花の時期5~7月
メモ 漢字で肝木。ガクアジサイに似た花がつきます。葉が深く3裂していて、葉脈がはっきりしているところが違います。

カンボクの花

5月30日。カンボクの花の咲き始めです。

6月4日。花は、枝先に直径6~12cmの散房花序を出します。花序は無毛で、中心部に小さな両性花が多数つきます。その周囲に直径2~3cmの白い装飾花がつきます。装飾花は、深く5裂して平開します。 装飾花の雄しべと雌しべは退化しています。中央の両性花は直径4~5mmで、やや黄色みを帯びます。雌しべは1個、雄しべは5個あり花冠より長くなります。 葉は対生。長さ・幅が4~12cmの広卵形、中部まで3裂します。葉柄は2~5cmで無毛、上部に蜜腺が2個対生します。

樹形は、よく分枝して茂り、株立ちになることが多いです。材の用途は、香気があって楊枝に使われます。他に木釘など。

カンボクの実

赤い実は核果で、長さ6~9mmのほぼ球形。9~10月にかけて赤く熟します。美味しくなくて鳥も食べないのか、冬までずっと赤い実が残っています。