ミズメ
ミズメ
分類 カバノキ科カバノキ属ミズメ
分布 本州(岩手県以南)、四国、九州(高隅山まで)、日本固有種
自生地 丘陵から山地
大きさ 15~25m
花の時期4月
メモ 雌雄同株。痩せ地や湿地など条件がよくない場所の先駆種として生えています。 類似種に葉などが、ミズメに比べて小さいタニガワハンノキがあります。

ミズメの森

裏山の森はスギの国有林で広く占められているのですが、少し奥に行くと先駆種のミズメやシラカバの樹が多く見られ、人々に利用されて更新が繰り返されてきた森であることが分かります。

3月16日。まだ雪が残る3月の森。直径が50cmを超える大木が所々に見られる森です。 ミズメの幹はなめらかな灰褐色や暗褐色で、横に長い皮目があります。老木になると、写真のように裂けて剥がれやすくなります。 ミズメは横縞の模様が入った樹皮や材質がサクラに似ているため、ミズメザクラと呼ばれて利用されています。

4月5日。森から雪が消えました。ミズメの大木は、株立ちして幹がいくつかに分かれ伸びていることが多いです。

柔らかい灰色に心が和みます。気持ちが良くて、ただジッとして何時間でも過ごせる森です。

4月25日。若葉の芽吹きです。

5月12日。森全体が青葉になりました。ミズメも若葉を広げています。

ミズメの全景。大きくなっているものは、ほぼ全部株立ちしています。

ミズメの黄葉

ミズメは秋の終わりに美しい黄葉を見せます。

11月3日。家の下を流れる沢の源流付近の尾根。ミズメの葉が淡く黄葉していました。