~岩手県北にある小さな農村のありふれた自然~

アカハライモリ
分類 有尾目イモリ科イモリ属アカハライモリ
分布 本州、四国、九州と周辺の島嶼。日本固有種
自生地 池や林床など
大きさ 雄 70~115mm、雌 80~140mm
メモ 背面は黒または暗褐色。腹面は赤またはオレンジで不規則な黒い斑紋があります。池の中で幼生から幼体になると、地上で3~5年暮らします。その後、再び池の中で生活します。皮膚の粘液にフグ毒に近い成分が含まれるので注意。

地を這うアカハライモリ

イモリは、水中で幼生時代を過ごし、変態後、上陸して性成熟するまで3~5年間、陸上生活を行います。

7月13日8:12。家の下を流れる沢の上流、源流付近です。近くに池はないけど、どこからやって来たのだろう。

8月15日。栗林の中を歩いているイモリを見つけました。

肌寒い10月。沢の石の上で見かけました。

10月14日13:09。農道を移動していた、まだ幼い小さな個体。この後トラクターが通り過ぎたけど、無事であってほしい...。

池の中のアカハライモリ

性成熟したイモリは、水中で生活を始めます。眺めていると、定期的に水面に浮上してきて呼吸しています。

6月24日16:35。イモリの求愛行動。繁殖期は4~7月です。雌の前で、雄が体をクネクネさせています。この後、雄が落とした性包を雌が体内に取り込み体内受精を行うとのことですが、水面からは観察が難しいです。

8月3日16:10。裏山の林道脇にある小さな止水域。浅い水深の底に浸かっていました。