スジボソヤマキチョウ
スジボソヤマキチョウ
分類 チョウ目シロチョウ科ヤマキチョウ属スジボソヤマキチョウ
分布 本州、四国(山地)
生息地 高原、林縁や渓流沿い
大きさ28~40mm
時期 6月~翌年5月
メモ 年1回、6~7月に発生し、成虫で越冬、翌年5月頃まで生きます。幼虫の食草は、クロウメモドキ、クロツバラなど。

越冬個体

図鑑によると、岩手県北のここに類似種のヤマキチョウも棲息していることになっています。ヤマキチョウに出会えるといいのですが、撮った写真を見ると全部スジボソヤマキチョウのようです。ヤマキチョウの方は、岩手レッドデータブックでAランクになっています。

4月5日10:19。裏山のさらに奥にある山の林道を歩いていて出会いました。チラッと見える表の黄色が鮮やかです。

4月10日15:11。翌年、同じく山奥の林道にいました。タチツボスミレの蜜を吸っています。

4月11日12:12。近くの農道で見かけました。上の写真と同様に、越冬で翅が痛んでいますね。

羽化後の個体

7月15日12:12。家の下の沢の上流にある農道。湧水でいつも湿っていて、いろいろなチョウが吸水にやってきます。中央に写っている小さな黄色がスジボソヤマキチョウです。

とまるときは翅を閉じるので、表はめったに見られません。飛び立つときなどタイミングが合えば、表の翅が写っていることがあります。今年羽化した個体は、黄色がきれいですね。

7月21日11:12。翌年の近くの農道。同じ場所で飛んだりとまったりを繰り返しているスジボソヤマキチョウがいました。

翅を開くのは一瞬なので、ピントはあまり合ってないけど表が見える写真。