ミヤマカラスアゲハ
ミヤマカラスアゲハ
分類 チョウ目アゲハチョウ科アゲハチョウ属ミヤマカラスアゲハ
分布 北海道・本州・四国・九州、周辺諸島
生息地山地の樹林帯
大きさ38~75mm
時期 4~5月、7~8月の年2回発生
メモ 食草はミカン科のカラスザンショウ、キハダ、ハマセンダン。春はツツジ類、夏はクサギなどで吸蜜する。雌が雄より大きい。蛹で越冬する。

ミヤマカラスアゲハ

6月10日7:11。フジの花にいました。エメラルドグリーンに輝いているので、ミヤマカラスアゲハだと思います。

吸水する雄

7月30日16:27。農道を歩いていたところ、足元からミヤマカラスアゲハが3匹飛び立ちました。先週、この辺で大きなミヤマカラスアゲハが飛んでいるいるのを見たので、撮影したいと思っていました。

地面が濡れている場所の近くでじっとして待っていると、再び吸水にやってきました。カラスアゲハやミヤマカラスアゲハは、雄が地面に集まって吸水する習性が知られています。

2匹で吸水。この他にもう1匹いて、そちらは翅が痛んで大きく欠けていたので、春に羽化した個体かもしれません。

短い間隔で、胴体の先から水分を放出していました。図鑑によると塩分補給の意味があるようです。でも、吸水してすぐに放出しているし、体内清掃の可能性はないのかな。

左の写真に、胴体から放出される水分が写っています。黒にエメラルドグリーンが美しい蝶です。翅の縁の黄色もアクセントになっていて、彩を添えています。