カンボク | |||||||||||||||||||
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カンボクの花
5月30日。カンボクの花の咲き始めです。
6月4日。花は、枝先に直径6~12cmの散房花序を出します。花序は無毛で、中心部に小さな両性花が多数つきます。その周囲に直径2~3cmの白い装飾花がつきます。装飾花は、深く5裂して平開します。 装飾花の雄しべと雌しべは退化しています。中央の両性花は直径4~5mmで、やや黄色みを帯びます。雌しべは1個、雄しべは5個あり花冠より長くなります。 葉は対生。長さ・幅が4~12cmの広卵形、中部まで3裂します。葉柄は2~5cmで無毛、上部に蜜腺が2個対生します。
樹形は、よく分枝して茂り、株立ちになることが多いです。材の用途は、香気があって楊枝に使われます。他に木釘など。
カンボクの実
赤い実は核果で、長さ6~9mmのほぼ球形。9~10月にかけて赤く熟します。美味しくなくて鳥も食べないのか、冬までずっと赤い実が残っています。